2007/07/2
巻頭所感
先日、あるパーティに出席しました。

そこで少壮気鋭のエコノミストの方とお話をする機会があったのですが、私は常日頃抱いている昨今の経済論に対する疑問をぶつけてみました。私は近頃の経済論などにはどうも興味が持てないのですが、それは彼らの学問が基本的に現象論であり、本質論になりえていない、いいかえれば、彼らにとって、現在の社会形態、すなわち資本主義社会が所与のものであり、絶対的な彼らの学問の前提である、ということに納得ができない。

当のエコノミストの方は米国の大学で研鑽を積まれた由ですが、当然といえば当然ながら、例えばマルクスの経済学や彼の歴史哲学なぞ彼らの思考の俎上にのったことすらない。まあ、こんな古色蒼然たる学問など、今の社会ではいかなる「経済的価値」も持ち得ないのでしょう。

エコノミスト氏は私の友人の友人であり、真面目な人柄ゆえ、私の話を一笑に付することなどはしませんでしたが、願わくは彼が私のつまらぬ話に一顧だにしませんように。もし、そうなったら彼の「エコノミスト」としての将来など消え失せてしまうでしょうから。

2007/7/2
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