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2005/06/29 巻頭辞 |
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どうもこのところわれわれの身近なあたりで国と国の齟齬が生じている気がします。特に韓国には友人も多く気になるところです。 ずっと以前から彼らが私たち日本人に好印象をもっているとは言い難かったのですが、それでも最近の反日の気運はなにかが違う気がします。被害者が加害者のことをよく思わない、それは当然の感情でしょう。しかし戦後生まれの大多数の人々にとっては、そのような感情は必ずしも直接的なものではありません。昨今の彼らの反日の気運を歴史的な関係だけから理解しようとするのは間違いのような気がします。 いまや韓国の工業的な力はある分野では日本を凌駕しつつあります。しかし、そこに至る道筋の日本との驚くべき類似性は否定できません。良くも悪くも、です。彼らがいらだっているのは実はこの類似性に対してではないでしょうか。このところ顕在化している「北朝鮮」との強烈な同胞意識はこのことと表裏一体をなしていると思います。 仕事柄よく韓国にはいくのですが、おりおりにわれわれはなんと似ていることか、と思わされます。しかし同時に一種の自己嫌悪に似た感情におそわれることがあるのも事実です。そのことはわれわれが「近親」であることを証しているのでしょうか。この近親に対する憎悪はときとして激しい様相をていすることがあるようです。どうやら韓流とかではない本質的な関係の再構築が必要な時がきているように思います。 |
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